「投資を始めるなら、NISA(ニーサ)かiDeCo(イデコ)がいいよ」
そんな話を聞くけれど…
- 専業主婦の私でも意味あるの?
- 扶養内パートだけど、どっちを選べばいい?
- 老後も心配だけど、今のお金も大事で…
こんなふうに、モヤモヤしていませんか?
NISAもiDeCoも、どちらも国が用意してくれたお金を増やしやすくする制度。
ただし、主婦の立場だと「向き・不向き」がはっきり分かれます。
この記事では、
「あとで後悔しないために、今どちらを選ぶべきか」
そして、無理なく始める方法を、主婦目線でお伝えします🌷
1. 結論から:迷ったら「新NISA」からで大丈夫
先に結論をお伝えしますね。
👉 専業主婦・扶養内パートの方は、まず新NISAを優先するのがおすすめです。
理由はとてもシンプルで、「いつでも引き出せる安心感がある」から。
| 制度 | うれしいポイント | お金の引き出し |
|---|---|---|
| 新NISA | 利益に税金がかからない | いつでもOK |
| iDeCo | 掛金が税金控除になる | 原則60歳まで不可 |
40〜50代って、
- 子どもの進学
- 親のこと
- 自分たちの老後
…いろいろ同時に考える時期ですよね。
「もしかしたら使うかもしれないお金」を、
60歳まで一切触れない状態にするのは、正直ちょっと不安。
その点、NISAなら
👉 教育費に
👉 もしもの出費に
👉 将来のために
必要になれば引き出せる
この身動きの取りやすさが、主婦にとって大きな安心材料なんです。
2.主婦が知っておきたい、NISAとiDeCoの決定的な違い3つ
違い① 税金のメリット、実は主婦は差が出る
| 制度 | 内容 | 主婦目線 |
|---|---|---|
| 新NISA | 利益が非課税 | ◎ 誰でも恩恵あり |
| iDeCo | 掛金が所得控除 | △ 所得が少ないと弱い |
iDeCoの最大の魅力は「税金が安くなる」こと。
でも、専業主婦や扶養内パートの場合、そもそも払っている税金が少ない(またはゼロ)ことが多いですよね。
つまり…
👉 節税メリットを活かしきれないケースが多いんです。
その点、NISAは利益に税金がかからない=誰でも平等にお得。
ここは、かなり大きな違いです。
ちなみに、会社員の方にとっては、iDeCoはとても相性のいい制度です。
毎月の掛金がそのまま所得控除になるため、年収がある分、支払う税金をしっかり減らせるという大きなメリットがあります。
そのため、我が家では公務員の夫は新NISAもiDeCoも併用しています。
ただし、専業主婦や扶養内パートの場合は、
この節税メリットを十分に活かしきれないことが多いため、
まずは新NISAを優先する、という考え方が現実的です。
違い② 使える金額と期間の自由さ
| 制度 | 非課税枠 | 期間 |
|---|---|---|
| 新NISA | 生涯1,800万円 | 期限なし |
| iDeCo | 月2.3万円(専業主婦) | 原則65歳まで |
NISAは
✅枠が大きい
✅期限がない
✅使い道を限定しなくていい
「老後だけじゃなく、人生全体のお金」に使えるのが強みです。
違い③ 地味だけど大事な「手数料」
iDeCoは、ほとんどの場合
👉 毎月数百円の口座管理手数料がかかります。
NISAは
👉 手数料ゼロ
長く続けるほど、こうした差もじわじわ効いてきます。
3. 主婦でも安心して選べるファンドはこれ
NISAとiDeCoは同時利用も可能ですが、まずはこの順番で始めるのがおすすめです。
パターンA:専業主婦・扶養内パート(所得控除の恩恵が小さい方)
| 優先度 | 制度 | 理由 |
| 【最優先】 | 新NISA | 運用益非課税の恩恵は誰でも受けられる。いつでも引き出せる自由度が魅力。 |
| 【次点】 | iDeCo | NISA枠を使い切った後や、老後資金をロックしたい場合に検討。 |
パターンB:正社員・フルタイムパート(所得控除の恩恵が大きい方)
| 優先度 | 制度 | 理由 |
| 【最優先】 | iDeCo | 掛金が全額所得控除になり、高い節税効果を得られるため、メリット最大。 |
| 【次点】 | 新NISA | iDeCoの年間上限を使い切った後、さらに非課税で運用したいときに活用。 |
✅ 多くの主婦さんは、まず新NISAでOK。これが現実的な答えです。
ちなみに我が家では、公務員の夫がiDeCoも活用しており、上限いっぱいの、毎月12,000円(年144,000円)積み立てています。
この掛金は全額が所得控除になるため、所得税と住民税を合わせると、年収帯によっては年間3〜4万円以上の節税効果があります。
専業主婦の私には受けにくいメリットですが、会社員の夫にとっては、iDeCoはとても相性の良い制度だと感じています。
そして、新NISAは将来の選択肢を広げるための資金として運用しています。
一方、私は専業主婦(扶養内パート)なので、まずは新NISAを中心にコツコツ積み立てる、という役割分担にしました。
4. NISA・iDeCoで選ぶべき「安心のファンド」
新NISAの主軸を固めるには、前回の記事で比較したような「低コストで分散が効いている優秀なファンド」を選ぶのが鉄則です。
あなたが新NISAの「つみたて投資枠」で選ぶべき商品は、以下の3タイプに絞られます。
| ファンド名(例) | 特徴 | おすすめの理由 |
| S&P500 | 米国中心 | 米国経済の成長力に期待し、高いリターンを狙う。 |
| オルカン | 世界分散 | 世界中に分散し、米国以外の国の成長も逃さない。初心者でも安心感が高い。 |
| セゾングロバラ | 守り重視 | 株式と債券の組み合わせで、暴落時の価格のブレを抑える。 |
👉 迷ったら「オルカン」
これは王道で、失敗が少ない選択です。
5. 今日からできる、後悔しない3ステップ
① 新NISAの口座を作る
楽天証券・SBI証券など、手数料が安いネット証券でOK。
② 少額で積立設定
月1万円でも大丈夫。自動積立にすれば放置でOK。
③ iDeCoは焦らなくていい
NISAに慣れてから、必要なら検討で十分。
最後に🌱
投資って、
「完璧に理解してから始めるもの」じゃありません。
少額で、できるところから、続けること。
それだけで、未来はちゃんと変わっていきます。
新NISAは、
👉 今の生活も
👉 将来の安心も
どちらも大切にしたい主婦の味方。
今日の一歩が、数年後の自分を助けてくれますよ☺️


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