2024年からスタートした新NISA。
「老後のために」
「資産形成のために」
そう思って一歩を踏み出し、S&P500やオルカンなどの投資信託をコツコツ積み立てている方も多いのではないでしょうか。
でも、実際に始めて1年、2年と経つと、ふとこんなことを思いませんか?

「あれ?思ったより全然増えてない…?」
「ときどきマイナスになるし、本当にこれで合ってるのかな?」
SNSを見ると、
「資産が爆増!」
「新NISAを始めて数ヶ月で〇十万円儲かった!」
そんな派手な投稿がたくさん流れてきます。
それに比べて自分の口座は、増えたり減ったりの地味な動き。
「自分だけ損しているのでは…」
そんな不安になることもありますよね。
でも、投資信託歴11年の私から、まずお伝えしたいことがあります。
今あなたが感じている「増え方がゆっくり」という状態は、投資としてむしろ正常です。
焦る必要は1ミリもないですよ!
今回は、
- なぜ投資の最初は増えないのか
- 資産が大きく増え始めるまでのリアル
SNSのキラキラした情報を一度横に置いて、現実の長期投資の姿をお話しします。
投資初期は「雪だるまの芯」が小さすぎる
投資の世界は、基本的に掛け算です。
そして、掛け算の世界では、最初はどうしても数字が小さいのが当たり前。
ここで思い出すのが、元メジャーリーガー・イチローさんの有名な言葉です。



小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道
派手な才能や裏ワザではなく、地味な継続こそが遠くへ行く唯一の道という意味です。
長期投資も、これとまったく同じです。
例えば、年利5%の運用ができたとしても、
- 元本10万円 → 利益5,000円
- 元本100万円 → 利益5万円
- 元本1000万円 → 利益50万円
同じ5%でも、元本によって増え方は大きく変わります。
投資を始めて1〜2年の頃は、まだ雪だるまの芯を作っている段階。
雪を転がして大きくなる前の、一番地味で、一番変化が見えにくい、しんどい時期なんですよ。
私自身も、これまでいくつか投資信託を買ってきましたが、
短期間で「爆増」したものは一つもありませんでした。
最初の積み重ねをすっ飛ばして、資産が急に大きくなることはないんです。
資産の増え方は「直線」ではなく「Jカーブ」
多くの人が、
「投資をすれば、毎年きれいに右肩上がりで増える」
とイメージしています。
でも実際の長期投資は、そんなに単純ではないです。
本当の資産の増え方は、Jカーブと呼ばれる形になります。
最初はほとんど動かず、ある時期から一気に伸びていくカーブです。
これは、複利の力が関係しています。
投資の利益は、【利益 → 再投資 → さらに利益】という形で、時間とともに加速していきます。
ただし、この複利の効果がはっきり見えてくるのは、ある程度資産が育ってから。
(ちなみに1000万円の壁、3000万円の壁を突破すると変化が見えると言われています。振り返ると私もそうでした)
最初の数年は、まだその段階ではありません。
この「のんびり運転の期間」を耐えた人だけが、後半の急成長ステージに入れるのです。
👇Jカーブを描いている私の運用実績をこちらの記事で紹介しています


投資歴10年以上の私のリアル:一時は200万円のマイナス
ここまで偉そうに書いていますが、私も最初から順調だったわけではないんですよ。
私が投資信託を始めたのは、旧NISAが始まる少し前です。
最初の数年間は、
- 「増え方が地味だなぁ」
- 「また元本割れしてる…」
そんなことの繰り返しだったんですよ。
さらに相場が大きく下がった時には、一時期200万円以上のマイナスになったという経験もしてます。



自分のお金が200万円減るのを見るのは、やっぱり結構ショックでした
でもそのとき、私はこう考えるようにしました。
- 相場には波がある
- 安くなってるなら沢山仕込めている
- 世界に分散しているから大丈夫
- 最終的にプラスならOK
そして、特別なことは何もせず、ただ淡々と積み立てを続けました。
(根はただの面倒くさがりのズボラ主婦ですので(笑))
11年続けた結果:資産は約2,500万円に
そんな普通の主婦がコツコツ11年続けた結果、
現在、私の証券口座の資産は約2,500万円になりました。
そして驚くことに、そのうち半分近くが利益です。
ここ1〜2年は株高と円安の影響もあり、
- 直近1年:夫婦合計 約700万円プラス
- 過去5年平均:年間 約400万円プラス
自分でも驚くスピードで、資産が増え始めています。
でもこれは、私の投資センスではないんですよ。私がやってきたことは、



✅かれこれ10年以上前に始めたこと
✅マイナスでもやめなかったこと
✅コツコツ続けたこと
ただそれだけです。
ずっと種をまき続けた結果、複利がやっと本気で働き始めただけなんです。
新NISAで一番大切なのは「始めた時期」ではない
新NISAを始めたばかりの人がよく思うのが、
「始めたタイミングが悪かったのかも…」
という不安です。
確かに、
- 好景気スタートの人
- 暴落スタートの人
その違いはあります。
でもそれは、ほぼ運です。
長期投資で本当に重要なのは、始めたタイミングではなく、続けた時間です。
10年、20年と市場に居続ければ、短期のタイミングの差は複利の力がほとんど吸収してくれます。
長期投資で必要な努力は、実はたった一つです。



やめずに続けること
投資を10年以上続けてきて、私はそれを強く実感しています。
まとめ:新NISAの「カメの歩み」は順調な証拠
新NISAを始めたばかりの人が
「全然増えない…」
と感じるのは、実はとても自然なことです。
今あなたの資産がゆっくりしか動かないのは、
雪だるまの芯を作っている段階だから。
その芯ができれば、時間とともに資産は大きく転がり始めます。
もしSNSを見て焦ってしまうなら、一度スマホを閉じてしまいましょう。
そこにある情報の多くは、都合のいい瞬間だけを切り取ったものです。
投資の本質は、



✅地味で
✅退屈で
✅泥臭い継続
その先にあります。
まずは、投資を始めた自分を褒めてあげてください。
そして、周りの雑音に惑わされず、一緒に時間を味方につけていきましょう。




コメント