投資信託を始めた頃の私
投資信託を始める前は、「株やFXと同じようにギャンブルみたいなもの」というイメージしかありませんでした。
元本保証もなく、もしマイナスになったらどうしよう…という漠然とした不安しかありました。
最初に選んだのは「グローバルソブリン」という毎月分配型の投資信託。
毎月分配金がもらえるのが魅力で、銀行の定期預金よりもいいと思ったのと、銀行の同僚や周りの人が持っていた安心感もありました。
元銀行員という立場もあって「なんとかなるだろう」と始めたのですが、今振り返るとたくさんの失敗をしてきました。
この記事では、私が実際にやってしまった5つの失敗と、その回避法をお伝えします。
ミス1:手数料(信託報酬)を気にせず選んだ
最初に投資信託を選んだとき、私は銀行の同僚に勧められるまま商品を購入しました。
「投資信託ってこういうものなんだな」と思い込み、販売手数料や信託報酬を深く調べませんでした。
- 当時の結果
分配金はもらえていましたが、手数料が高く、実質的な利益はかなり削られていました。 - 今ならどうする?
手数料が0.1%以下のインデックスファンドを中心に選びます。
💡 ポイント
手数料は長期で積み重なると大きな差になります。数字が小さくても要注意!
ミス2:分散投資をせず、1つの商品だけに集中した
私が初めて買った投資信託は「グローバルソブリン(毎月決算型)」でした。
当時は他にどんな投資信託があるか全く知らず、「これが投資信託なんだ」と思い込んでいました。
20万円と決して大きな金額ではありませんでしたが、この1本だけを持つ状態に。
値動きや分配金の変化が、この商品に100%左右されてしまったのです。
- 当時の結果
値下がり時は逃げ場がなく、精神的にも不安定に。 - 今ならどうする?
国内外や株式・債券など複数の商品に分けて、リスクを分散します。
ミス3:流行やテーマ型に飛びついた
雑誌やネットでよく目にする「ひふみ投信」に惹かれ、「ひふみプラス」という日本株中心の商品を購入。
「手数料は高いけど面白そう」という好奇心だけで選びました。
- 当時の結果
私の場合ですが、たまたま成績が良い時期に買ったため、下がった時の落差が大きく感じられました。元本割れでマイナスになる事が結構あり、お金が増えたという実感がありませんでした。 - 今ならどうする?
情報は参考にしますが、必ず自分で納得できる根拠を持ってから購入します。
ミス4:分配金の魅力だけで選んだ
初めて買った「グローバルソブリン」は毎月分配型でした。
最初は分配金が入るのが楽しかったのですが、徐々に金額が下がり、最終的には半分以下に…。
- 当時の結果
基準価格や分配金の減少に気づくのが遅れました。そして初心者にありがちな、いつかまた上がるかも?と思ってしまい持ち続けてしまいました。 - 今ならどうする?
分配金は再投資型を選び、複利効果を最大限に活かします。
ミス5:証券口座を無計画に複数持った
楽天証券をメインに使っていましたが、ポイント欲しさにSBI証券やmoomoo証券にも口座を開設。SBI証券でしか買えない投資信託などありましたので、いつか買うかもしれないという考えもありました。
しかし慣れない証券会社は操作が面倒で、結局放置してしまいました。
- 当時の結果
管理が面倒になり、結局SBI証券では買わず仕舞い。放置してしまった。 - 今ならどうする?
使いやすい1社に絞って、集中管理します。
まとめ:私が学んだ最大の教訓
私が経験した5つの失敗は、初心者がやりがちなことばかりです。
大切なのは、人に勧められるままではなく、自分で情報を集め、納得した上で選ぶこと。
人の勧めやその場の気分ではなく、目的・手数料・分散の3つを意識するだけで失敗はかなり減らせます。
💡 今回の教訓
- 手数料はしっかり確認する
- 投資目的を決めてから商品を選ぶ
- 流行や人の勧めに流されない
- 複利効果を活かす商品を選ぶ
- 証券口座はシンプルに管理する
これから投資信託を選ぶ初心者さんへ
もし「怖くて一歩踏み出せない」と感じているなら、まずは少額から始めてみてください。
銀行の積立感覚でコツコツと続けるのがおすすめです。
ある程度人気の商品にまずは乗ってみるのも手です。その後自分に合うものを探していくのも良い方法ですよ。
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