【初心者必見!】投資信託で大損する5つの失敗パターンとシンプルな回避法

投資信託を始める前、「株やFXみたいにギャンブルっぽい」と不安に思う方は多いですよね。元銀行員の私でも、最初の投資で大失敗しました。

私の失敗の根本的な原因は、「そもそも投資信託の仕組みをちゃんと理解していなかったこと」です。毎月配当金が入る商品に魅力を感じ、知識不足のままスタートした結果、大損につながりました。

この記事では、私が実際にやってしまった5つの失敗と、それらがなぜ大損につながるのかを正直に解説します。

初心者が大損する本当の原因を誰よりもよく理解しているからこそ、失敗から学んだシンプルな成功法則をお伝えします。

目次

なぜ元銀行員の私が投資で失敗したのか?

投資を始めた頃の私は、銀行の同僚が持っているという「グローバルソブリン(毎月決算型)」を20万円分購入しました。

「毎月配当金が入るのが魅力的」「皆が購入しているから大丈夫」という根拠のない安心感目先の利益に私の頭の中は支配されて冷静さを失っていました。

知識があるはずの元銀行員でも、人間の感情無知には勝てません。この経験から、初心者が絶対に避けるべき5つの落とし穴が分かりました。

失敗パターンとシンプルな回避策

失敗1:【手数料の罠】銀行窓口で勧められる高コスト商品を選んだ

私の失敗談:

私は銀行の同僚に勧められるまま商品を購入し、販売手数料や信託報酬を深く調べませんでした。当時の社内ではそれが「定番」のような雰囲気もありました。結果、分配金はもらえても手数料が高く、実質的な利益は大きく削られていました。

❌ なぜ失敗したのか?(元銀行員としての正直な告白)

銀行員にはノルマがあり、手数料が高い商品ほど銀行の利益になり、行員の評価点が高くなるからです。そのため、私たち銀行員は、手数料が安い商品ではなく、高コストな商品を勧めやすい構造になっています。

💡 今すぐ取るべきシンプルな回避策

行動: 銀行窓口ではなく、ネット証券(楽天証券やSBI証券)で自分で選びましょう。また手数料だけでなく、ネット証券なら、銀行では扱わない低コストな商品が沢山あります。

ルール: 信託報酬は0.2%以下を目安にする。「ノーロード(手数料無料)」で、インデックスファンドを選ぶ。


失敗2:【大損につながる最悪の失敗】値動きに焦り、積み立てを止めたり「狼狽売り」してしまった

私の失敗談(狼狽売りに近い行動):

グローバルソブリンを持っていた時、価格が購入時の半分になっても、回復するかもとずっと持ち続けていました。しかし、回復の見込みがなさそうだったので、これ以上損をしないようにと意を決して解約(損切り)しました。これは、感情に流される「狼狽売り」と本質は同じ失敗です。

❌ なぜ失敗したのか?

値動きを毎日チェックし、短期間で損益を出そうとすると、価格が下がったときに冷静な判断ができなくなります。また、相場が暴落したときに「どうすればいいか」と慌てて相談に来るお客様をたくさん見てきました。多くの方が、目先の不安に負けて「売る必要のない時」に売却してしまっていたのです。

💡 今すぐ取るべきシンプルな回避策

  • 鉄のルール: 積立設定後は「放置」を徹底する。価格チェックは年に1〜2回で十分です。
  • 対策: 長期保有を前提としたつみたてNISAなど、途中で売る必要のない非課税制度を利用する。

失敗3:【集中投資の罠】一つの商品や市場に集中した

私の失敗談:

グローバルソブリン一本に集中したのは、「私はこの投資信託しか知らなかった」からです。当時は積立ができることすら知らず、定期預金と同じように一括で入れるものと思い込んでいました。結果、値動きや分配金がこの商品一つに100%左右され、精神的に追い詰められました。

❌ なぜ失敗したのか?

「卵を一つのカゴに盛るな」という投資の鉄則を無視したからです。もしあの時、株式や債券、国内外など複数の商品に分散していれば、値下がり時も他の商品がリスクをカバーしてくれたはずです。

💡 今すぐ取るべきシンプルな回避策

  • 選び方: これ1本で世界中に分散投資ができる「全世界株式(オールカントリー)」や「全米株式(S&P500)」を選ぶ。
  • 教訓: 毎月入る配当金のような目先の利益を追うのではなく、複利効果を最大限に活かせる再投資型を選びましょう。

失敗4:【誘惑の罠】分配金の魅力だけで選んだ

私の失敗談:

グローバルソブリンで毎月1200円ほどの分配金が入るのがすごく楽しみでした。銀行の定期預金よりずっとお得!と感じていたんです。でも、しばらくすると分配金もだんだん減り、気づいた時には投資した元手(元本)まで大きく減っていました。

❌ なぜ失敗したのか?

分配金は、利益から出ているのではなく元本から取り崩されているケースが多いからです。分配金を楽しみにしている間に、肝心の資産(元本)が減っていることに気づくのが遅れてしまいます。

💡 今すぐ取るべきシンプルな回避策

  • ルール: 分配金は必ず「再投資型」を選びましょう。雪だるま式にお金が増える仕組み(複利効果)を最大限に活かし、長期的な資産増加を目指しましょう。
  • 選び方: 毎月の手取り額ではなく、「最終的に資産がどれだけ増えたか」という目で商品を評価する習慣をつけましょう。

失敗5:【感情的な失敗】雑誌やSNSの「流行」に飛びついた

私の失敗談:

当時、雑誌でよく見かけた「ひふみ投信」などの流行に飛びついてしまいました。「みんなが知っている=安定している」というあいまいな期待だけで購入したんです。手数料は高かったのに、結局、元手が減る時期もあり、「お金が増えた!」という実感は全くありませんでした。

❌ なぜ損したのか?

ブームになっている商品は、すでに価格が高くなりすぎていることが多いからです。「出遅れたくない」という気持ちで飛びつくと、大抵が一番高いところ(高値)で買ってしまい、その後に下がるリスクが高くなります。投資は「みんながやっていない時」にコツコツやるのが鉄則なんです。

💡 今すぐできるシンプルな回避策

  • 行動: 雑誌やSNSの情報は「参考にするだけ」にしましょう。そして、必ず「何に」「いくらの手数料で」投資しているかを自分で確認してから購入を決めましょう。
  • ルール: 流行り廃りのない、手数料の安い「インデックスファンド」を投資の土台に据えるのが、私たち初心者が一番安心して続けられる方法です。

まとめ:失敗を活かす!私が学んだ成功するためのシンプルな教訓

私が経験した5つの失敗は、全て「投資信託の仕組みを理解せず、感情と目先の利益に流された」ことが原因でした。

これらの失敗を繰り返した結果、元銀行員の私が最終的にたどり着いたのは、たった一つのシンプルな成功法則です。

究極の教訓:「相場に一喜一憂せず、一定の金額をただ淡々とつみたて続けること」

これから投資信託を始める初心者さんに、私が実践している3つのルールをお伝えします。

  1. 低コスト商品を選ぶ:手数料0.2%以下のインデックスファンドを選ぶ。
  2. つみたてNISAで始める全世界株式全米株式を始める。
  3. 相場は「放置」する:積立設定後はアプリを閉じて、絶対に値動きを見ない

最後に、怖くて一歩踏み出せないあなたへ

オールカントリーS&P500などの投資信託は、世界中の株や債券、企業に分散して投資しているので、資産がゼロになることはありません

小額からでいいので、ぜひつみたて投資を始めて、私と一緒に安心した暮らしを手に入れてほしいです。

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